こんな建て主にだけは なって欲しくないです

住宅のトラブルは業者だけが悪いとは限りません。「喧嘩両成敗」と言います。タチの悪い建て主さんも多いのです。賢い建て主さんになって大工さんや職人さん達に好かれ、納得いく家づくりをしてください。

 

1、わがままな建て主

「お金を出せば良いのでしょ。」「私の思うとおりの家にしてよ。」等と言って譲らない建て主がいます。

家づくりのプロが適切なアドバイスをするのですが、そんな話を聞き入れない建て主さんには、ほとほと困ってしまいます。結果としては使い勝手が悪く、耐久性が悪い住宅になってしまうのです。結局後悔するのは建て主さんです。

家を建てるのならせめて1年前から計画をして、住宅や設計の本をよく読み、欠陥住宅や、シックハウスについてもっと勉強してください。

 

2、見栄を張る建て主


家は他人に見せるものではありません。

間取り、外観、設備についても住む人が満足すれば良い事です。

他人に誉めてもらおうとして見栄を張り、無理をして必要のない身分不相応な高価な住宅設備(システムキッチン、ジェットバス等)を設置する人がいますが、「凄い家ね・・」と他人に誉めて貰うのは一度だけです。そのために余計な出費をするのは愚かだと思いませんか?

ほとんどのお客様が、たとえば外壁の色を気にしてなかなか最後まで決まらないのですが、1~2年もたつと「あなたの家の外壁の色は?」ときかれて答えられる方はあまりいません。 

 

3、業者を信用しない建て主

信じられない話ですが、なんと契約した業者を信用していない建て主さんがいるのです。信用していない業者に、何千万円もする建物を任せるなんて私には信じられません。工事中に「他の業者はこういった」「私の友達はああすればいいと言っている」等と言ってなかなか決められない人が多いのです。

その様な人は大半が、価格の安さだけで決めてしまって、後で噂や周りの人から「なぜあの業者にしたのか?」と聞かれ不安があるからです。

 

4、自分の主張ができない建て主


家を建てるという事は、家族にとって建てる理由があり、自ら行動する事だと思っています。

「どのような家でも住めればいいや」と思っている人が住宅展示場のある大手メーカーに頼んでしまうのでしょう。大手住宅メーカーに頼めば建て主はなにもする必要がないのです。いや、いろいろわけがあって建て主には何もしてほしくはないのです。

私に言わせれば建て主は住宅メーカーに「いいようにやられてしまう」と言う事になってしまうんですが・・・・

入居してから内部の新建材に含まれている有害な物質によるアレルギー等の病気に苦しんだり、間取りの悪さに気がついたりするのです。それらを改良するためには、追加の工事費がかかります。結局は家づくりに失敗しているのです。

その様な事にならないためにも「自分がどのような家に住みたいのか」と言うことを家族で念入りな打ち合わせをするべきなのです。そして自分が住む家の主張を見つけて下さい。そうしないと良い家は造れません。家づくりに失敗します。

そして家族だけでよくわからないときには、木造のことをよく理解している設計士に頼むといいでしょう。

住宅の設計だとそんなに設計料も高くありません。それより価格的にも効率のよいコンパクトな家を提案してくれるでしょう。私に連絡をくれればそんな設計士さんをたくさん紹介できます。


 

 

5、なんでも値切る建て主

何でも値切らないと気が済まない人がいます。(よっぽどだまし続けられてきたのでしょうか)

見積もり書をチェックして何の根拠もないのに単に値切らないと気が済まない建て主には困ったものです。工事が完成する寸前でも、又値切るのです。私達の「心を込めて仕事をしよう」と言う気持ちが萎えてしまいます。

家を造ると言う事は、大量生産をしている自動車や家電品を購入するのと訳が違います。様々な材料や部品を手に技術を持った人間が作り付ける作業をするのです。人間の技術を値切ると言う事は、「仕事に手を抜いてくれ」と言っている様なものです。

この話が一番厄介なのですが、いっっぽうで金儲け主義の「銭ゲバ」・・古い・・みたいな業者も存在しているので難しいところです。

しかし、たちの悪いお客様がいることも事実です。

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