挟土秀平
こんにちは大です。
本日は午後から「石川県ハウジングスクール」の講習会を聞きに行ってきました。
講演内容は、「手仕事の可能性と、やわらかさ」という題目で
かの有名な左官職人の挟土秀平さんです。
僕も以前は岡山県で珪藻土の空間工房さんに置いてもらっており、
ほんのさわり程度ですが左官をかじっていたので非常に興味がありました。
内容も挟土さんの手がけてきた実例を元に、これからの左官の目指すべき方向性や
これから如何に外観にも拘っていく必要があるか等、ムラモトとしてもとても興味深い話が多かった!
特に外壁サイディングの話が出た事がびっくり!
ムラモトも今「ヴィーナスタッコ」という外壁用漆喰をとてもおすすめしています。
今現在ほとんどの住宅の外壁がサイディングになっています。塗り壁なんて2%もないんじゃないかな?
今回の講習の中でも、地元工務店にとってこれから外観というものが非常に重要になってくるという話を強くしていました。
塗り壁の持つパワー、お題目にもある手仕事のやわらかさ、絶対にサイディングには出せません!
無垢の木材もそうですが、工業製品との一番の違いは経年変化にあると思います。
年を重ねるごとに無垢や漆喰等は素材の「味」がとても出てきます。これがお施主さんにとっては非常に愛着を持つ要因になるのです。
工業製品はみすぼらしくなる一方です。なぜなら一番最初の状態がピークだから。最初はとっても見た目もいいし、かっこいいかもしれません。でもそこがピークなんです。味なんて絶対に出てきません。
長々と書きましたが、やっぱり手をかけたものの素晴らしさという事を、しっかりと知る事が大事だと思います。
手仕事。左官しかり刻みしかり。
大手にはできない事が地元工務店には山ほどあるはずです。
写真もとらせてもらいました!