ベニヤの接着剤を考える (ホルムアルデヒド)
間口4間(7.2m)×5間(9m)の総2階建て40坪(132㎡)の住宅を例にあげて考えたいと思います。
1枚のベニヤは3層構造になっています。その接着面積は2倍になります。
コンクリートパネル、構造用合板などの下地合板は5層構造になっているので、その接着面積は4倍になります。
合板のフロアー材は突き板(薄い仕上げの板0.2ミリ)を含めて6層構造ですので5倍になります。
たとえFC0合板(現在いちばんホルマリンの濃度が低い)をつかっていても接着剤の使用面積は変わりません。
合板ばかり使った住宅 | 木をたくさん使った住宅 | ||||
使用場所 | 使用面積 | 使用材料 | 接着面積 | (株)ムラモト商品 | 接着面積 |
1階床 下地合板 | 35枚/ 58㎡ | コンパネ4倍 |
232㎡ | 桧巾はぎ板 | 2㎡ |
1階床 フロアー | 17.5坪/ 58㎡ | 合板フロアー5倍 |
290㎡ | 無垢フローリング | ほぼ0㎡ |
2階床 下地合板 | 38枚/ 63㎡ | コンパネ4倍 |
252㎡ | 桧巾はぎ板 | 2㎡ |
2階床 フロアー | 19坪/ 63㎡ | 合板フロアー5倍 |
315㎡ | 無垢フローリング | ほぼ0㎡ |
押入・クローゼット | 40枚/ 66㎡ | ベニヤ2倍 |
132㎡ | 中国桐板 | 13㎡ |
屋根板 | 70枚/116㎡ | 構造用合板4倍 |
464㎡ | 杉・青森ひば板 | 0㎡ |
外壁(耐力壁) | 108枚/178㎡ | 構造用合板4倍 |
712㎡ | 筋交い・木下地 | 0㎡ |
602㎡ | 2397㎡ | 約17㎡ |
なんと、40坪の住宅(132㎡)で、726坪(2397㎡)もの接着面積になりました。
この数字はやはり異常ではないでしょうか?
接着剤だらけの家・・・・・・
あなたは住み続けたいですか?
私の試算では(株)ムラモト商品を使っても材料で40万、大工工賃で25万ぐらいの追加でOKですよ。